字常盤池(あざときわいけ)

 常盤校区に、自治会名で常盤はあっても、 常盤の地名は「常盤池
(常盤原、常盤山)」だけである。常盤(常磐)はトコイワの約で、
 常にかわらない岩を意味する。本土手(築堤)は、20m近い断崖絶
 壁の谷間であった。また、常盤の台地は、礫岩や蛇紋岩などで形成
 されている。
論瀬(ろんぜ)

 周防と長門の国境にあり、その昔は、周防の大沢組と長門の亀浦組
 とは、色々ともめ事があり、論議するもまとまらず話は瀬にのぼっ
 たことから「論瀬」となった。
亀浦(かめうら)

 由来は、色々あるが「亀の浦」説が有力と思われる。昔、草江から
 常盤の海岸で海亀の産卵があったと言われている、大正6年の記録
 に3尺5寸(約1m)の海亀があがったとある。昭和25年に久し
 ぶりにあがった海亀に酒を飲ませて長寿を祝った。
 また、山口宇部空港の沖には「亀ヶ瀬」と言う名の瀬もある。
                               
   
 大沢(おおさわ)

 その昔、この台地を開墾して農作物が収穫できる恵み(恩沢)を授
 かったことにちなんで始めは「恩沢(おんたく)」と称し、その後
 大沢(おおたく)となり、さらに現在の「おおさわ」と言うように
 なった。
姿を消した 常盤海岸の洞窟
昭和25年 最後の海亀
常盤校区の地名由来 @