黒崎(くろさき)

 黒は陸地のことで、崎は陸地が海や湖に突き出た所、あるいは山が
 平野に突き出た所で「黒崎」の地名が多い、ここ「黒崎」の海岸に
 は石炭層の露頭がある。以前は石炭層が地中にある潜頭であったが
 台風で浸食されて姿を現した。
 黒崎の鼻は狼煙場(のろしば)でもあった。
(小野田竜王山→御崎(岬)→黒崎の鼻→東岐波日の山→秋穂筈倉山)



 江口・江上・奥浜・瀬戸(えぐち・えがみ・おくはま・せと)

 常盤池から流れる塚穴川に沿った地名で、海の入り江があった場所で
 ある。海の入り江が「江口」、その上にあるのが「江上」、その奥に
 「奥浜」で、さらに狭まった所を「瀬戸」と言って海に関わる地名。

 
 塚穴(つかあな)

 昔は、土葬の習慣があり、深い穴を掘って死者を埋葬した。そのよう
 な墓所があった所には塚穴の地名が多い。塚穴川の河口近くの墓所に
 は南蛮車を考案した向田九重郎の墓がある。
黒崎の石炭露頭
黒崎坑道(昭和炭鉱)
塚穴川

常盤校区の地名由来 B
長生試掘坑
国境の道
向田九重郎の墓
1500年前頃の亀浦古墳